新日本プロレス15日後楽園大会の「NEW JAPAN CUP」2回戦で、NEVER無差別級王者の棚橋弘至(44)がジェイ・ホワイト(28)に敗れトーナメントから姿を消した。
1回戦はシードとなった棚橋は、今トーナメント初戦でいきなり天敵・ジェイと激突。左足への一点集中攻撃で勝利への執念をのぞかせた。ブレードランナーをスリングブレイドで切り返すと、セコンド・外道(52)もドラゴンスクリューで排除。ハイフライアタックこそ防がれたが、ダルマ式ジャーマンで再び攻勢に出る。
ジェイのたび重なるブレードランナーをことごとく阻止した棚橋は、首固めの応酬から張り手を決める。ドラゴンスープレックスとブレードランナーの切り返し合戦から足を取るとドラゴンスクリューを発射。だが再度のドラゴンスクリューをこらえられると、ついにブレードランナーを浴びてしまい痛恨の逆転負けを喫した。
屈辱の敗退に棚橋はバックステージで倒れ込み「あー、クソー! 頼りにならんな! 頼りにならんな、どこぞのエースは!」と悔しさをあらわに。それでも最後は「まだだ、まだ諦めない! NJCは負けたけど諦めない! そうやって生きてきたから! ネバーギブアップ…」と逆襲を誓っていた。