県内虐待疑い最多908人 20年3児相通告

 県警が児童虐待の疑いがあるとして、2020年に県内3児童相談所に通告した子どもの数が前年比260人増の908人で、過去最多を更新したことが15日、分かった。県警は全国で重大事件が相次ぎ「県民の関心が高まり、通報が増えた」とみるが、現場の児相職員は「新型コロナウイルス禍の外出自粛や生活不安などによるストレスの影響もあった」と指摘。コロナへの警戒から家庭訪問できないケースもあり、虐待の潜在化が懸念されている。

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