安田顕&山田裕貴 地方都市の代行ドライバー役 満月の夜の出来事描く 「ハザードランプ」2022年公開

安田顕と山田裕貴が地方都市の代行ドライバーを演じる映画「ハザードランプ」が、2022年に劇場公開されることが決まった。

「ハザードランプ」は、俳優としても活躍する榊英雄監督が、「アリーキャット」の脚本家・清水匡と再びタッグを組んで作り上げた作品。オール福井ロケで撮影された。ある満月の夜、地方都市で代行ドライバーとして働く主人公の須貝が、タッグを組む事になった新人ドライバーの刈谷とともにさまざまな酔客の相手をするうちに、お互いの過去が交錯していく姿を描く。。

須貝を演じる安田顕は「最初はハードボイルド、クールな作品という印象でしたが、結果、様々な人間模様を描いたヒューマンな作品になった気がしております」と撮影を振り返っている。刈谷を演じる山田裕貴は、「声をかけて頂き思ったのはまた安田顕さんとまたお芝居できることに喜び、有無を言わさず『やりたい』と思いました」と、安田との再共演に喜びのコメント。榊英雄監督は「2人の丁丁発止をお楽しみにして頂けると幸いです」とコメントしている。

【コメント】

■榊英雄監督
三密回避が常識?になってしまった2021年に福井嶺南にて濃厚な男2人の物語を撮影しました。
主な舞台は車内。密です。
(でも、コロナ対策はもちろんバッチリですよ)
感情息遣い匂いが濃厚に感じる距離です。
運転代行で働く男のほぼ夜一日のお話です。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『タクシードライバー』、私が大好きな名作は車内の密で作られました。少々こじつけではありますが、それだけ人間の喜怒哀楽が垣間見ることのできる半径1メートルの劇場です。
その劇場の舞台に、登場するのは安田顕さん山田裕貴さん。2人の丁丁発止をお楽しみにして頂けると幸いです。素晴らしいスタッフキャストと福井嶺南地方の皆様に心より感謝申し上げます。

■安田顕
最初はハードボイルド、クールな作品という印象でしたが、結果、様々な人間模様を描いたヒューマンな作品になった気がしております。
約3週間の福井ロケ。連日の雨、風、雪。
お天道様に試されているような現場でした。
各シーン毎、榊監督と話し合いながら撮影に臨みました。
山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できたこと、榊組のスタッフの皆様と共に撮影できたことに感謝申し上げます。
完成を心待ちにしております。

■山田裕貴
声をかけて頂き思ったのはまた安田顕さんとまたお芝居できることに喜び、有無を言わさず「やりたい」と思いました。以前父と息子として、共演させてもらったときに、自分の父親と接しているような、“本物”の感覚をお芝居で味あわせてもらったことがずっと残っていて、このハザードランプの本を読んだときも、生きた人物たちを、熱く、悲しく、儚く、生きることができる想像がすぐ出来たことを覚えています。
そして、撮影に入れば、まさにそのとおり。
脚本の想像を超えるセッションに、自分の人生より、心が動いているのではないかと、
自分の世界を疑いました。
それくらい刺激的で、濃密な時間でした。
福井県でのオールロケ福井の土地、ぬくもりに感謝しています。
ぜひ、お楽しみに。

【作品情報】
ハザードランプ
2022年 全国公開
配給:東映ビデオ
©2022「ハザードランプ」製作委員会

© 合同会社シングルライン