西海のコロナワクチン接種 4月27日から 体育館などで集団接種

 西海市は14日、65歳以上の高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種を4月27日から始めると明らかにした。
 同市には4月19日の週にワクチン975回分が届く予定。医療機関が少ないことなどから体育館やホールでの集団接種が中心で四つの会場ごとに接種日を定める。4月中旬以降、対象者に接種券や予診票が届き、接種希望者は市のコールセンターに電話や無料通信アプリ「LINE(ライン)」で予約する。
 市は14日、接種の模擬訓練を行い、受け付けから医師の診察、ワクチン接種、経過観察までの流れを確認した。副反応が出たことを想定し、救急隊に引き継ぐまでの対処法も確認した。
 市は参加者からアンケートを回収し円滑な接種に生かす。担当者は「予診票を記入してから来場してほしい。治療中の病気に関する設問もあるので、かかりつけ医にも相談して」と協力を求めている。西彼杵医師会の田中公朗会長は「本番に向け、従事者の練度も高めたい」と話した。

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