子育て世帯増、高齢化に対応 公民連携の複合施設が完成

保育園やクリニックが入る「藤-teria」=藤沢市藤が岡2丁目

 子育て支援や医療、介護に関連する公民連携の複合施設「藤-teria(ふじてりあ)」(藤沢市藤が岡2丁目)が完成し、4月1日から順次供用を開始する。子育て世帯の増加や高齢化の進行に対応した多様なサービスを提供する。

 施設は敷地面積約3100平方メートル、地上3階地下1階建て、延べ床面積約4500平方メートル。

 公共エリアには、病児保育を含む保育園をはじめ、放課後児童クラブ、親子が気軽に集い相互交流する「つどいの広場」、就学前児童や小学生が図書コーナーや遊具を利用できる「こどもの家」が入居。防災備蓄倉庫も備えている。

 ミサワホーム(東京都)が所有する民間施設には、小規模多機能型居宅介護施設、小児科や歯科のクリニック、薬局が4月以降、順次開業する。

 同施設の建設に当たり市は民間資金活用による社会資本整備(PFI)の手法を活用。公共、民間施設が同居する複合施設の整備は市内では初めて。

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