大阪・北堀江の『○△□(マルサンカクシカク)本店』華やかなタルトをプレゼントに

今回取材で伺ったのは、洗練されたカフェやショップが立ち並び、お洒落な人たちが集う街で知られる北堀江に店を構える『○△□(マルサンカクシカク)本店』。

Osaka Metro 四つ橋線「四ツ橋駅」から徒歩すぐ、アメリカ村からも近いのですが北堀江のこの辺りは、とても落ち着いた雰囲気です。

一面ガラス張りのジュエリーショップのような、特別感の漂う佇まいのお店に期待が高まります。

シンプルな内装に色鮮やかなタルト

遠目にはショーケースと気付かないほどスタイリッシュ

店内はグレイを基調とした無骨感さえ漂うシンプルな内装に、ペンキが飛び散ったような床のアートがアクセントになっています。

タルト専門店ですが、通常ケーキ屋さんなどにある大きなショーケースはありません。
代わりに全種のタルトがひとつずつサンプルとして飾られたスマートなケースがあり、その様子はとても上品。

無機質な色合いの空間と一列に並ぶ色彩豊かなタルトのコントラストは、まるで計算し尽くされた美しさです。

4席だけのカウンターでは買ったタルトを食べられます
工房ではタルトを作る様子を見ることができます

贈る相手を想像して生まれた、人想いなタルト

タルトのコンセプトを尋ねると「手土産を渡す相手のことを考えて生まれたタルトなんです」と、マネージャーの植田結香さん。

あらかじめワンピースずつにカットされ、ボックスからそのまま口に運ぶことができるのが、このタルトの大きな特徴。
ナイフやフォークは不要、手が汚れないため外でも気軽に食べられるのが魅力です。そのためにタルトの高さも約2~3cmと、あえて低めにしているのだそう。

“贈る方も貰う方も気軽に嬉しく”そんなコンセプトから生まれたのも納得です。

また他のこだわりは、タルトの食感を残すためタルトのパート・シュクレと呼ばれるベース部分を、丁寧に2度焼きしていること。
ひと手間を加えることで、サクサクとした食感豊かな生地に仕上げているそうです。

そして『○△□』のタルトは、甘さ控えめという嬉しいポイントも。
「甘過ぎるスイーツは苦手だけれど」と言いながらも、リピートして買ってくれるお客さんが多いというのがその証拠ですね。
実際に甘ったるさはなく軽やかなので、一度に色々と試したくなります。

本店おすすめのトップ3

本店で購入できるタルトの種類は定番の4種類、季節限定の3種類、本店限定の3種類の計10種類。1ピース496円、8ピースのホールで3,974円と、種類に限らず一律料金なのでとてもわかりやすい。

季節限定タルトは旬のフルーツはもちろん、抹茶や桜餅、きなこなど和の要素も取り入れていてユニークです。
姉妹店にもそれぞれ限定商品があるので、全制覇したくなってしまいます。

「アイデアはスタッフなど人との会話から生まれます」というタルトの発案者、マネージャーの植田さんに本店の人気トップ3を選んでいただきました。

圧倒的に人気No.1の「フレッシュフルーツ」

本店限定の「フレッシュフルーツ」が一番人気。

フランス語でアーモンドクリームを意味する生地ダマンド、そして滑らかなカスタードの上に色鮮やかでジューシーなフルーツをトッピングした美しい一品。
異なる食感の層が重なり食べ応えがあり、フルーティーで爽やかな味わいです。

断面は美しい層になっています

まるで生チョコ!定番の「ショコラ」

全体的に甘さ控えめの言葉通り、こちらの「ショコラ」を一口噛んで味わってみるとその意味がわかります。

こってりとした甘さはなく、チョコレートのビターさが際立つ軽やかな甘さ。口に含むと滑らかな舌触りと濃厚さがまるで生チョコのようです。

焼いているのに「ベイクドレアチーズ」!?

こちらも定番枠より「ベイクドレアチーズケーキ」。

カッテージチーズとクリームチーズの2種を使って焼き上げた、濃厚で滑らかなタルト。
カッテージチーズの滑らかさが、フワッとした軽やかさを生むためか、ベイクドケーキなのにレア感があるのが特徴です。

ちなみにトップに飾られているのは食せるエディブルフラワーで、そのアイデアも可愛い!

一度はしたい!魅惑のホール買い

8ピースを選ぶとこのようにホール型に。
本店では常時10種類が揃っているので、その中からお気に入りを選んで全て違うフレーバーのタルトでホールにすることができます。またホールタルトの場合は、ピザボックスのような□の箱に入れてくれます。

勘の良い方なら気が付かれたでしょうか。
店名の『○△□』、これらはホールタルトの〇、1ピースの△、ホールの持ち帰り用ボックスの□と、それぞれの形から付けられたのですね!

こんなホールタルトを手土産にしたら、注目が集まること間違いなし。相手の喜ぶ顔を想像して1ピースずつ選んでみてはいかがでしょう。

店内でも系列のカフェでもピクニックでも

購入したタルトは店内のカウンターでも食べられますが、ドリンクと一緒に座ってゆっくり楽しみたいという方は、同じブロック内にある系列カフェ『aparte'de envue(アパルテ デ アンヴュー)』へ。
緑溢れる開放的な一角にあるカフェは、ヨーロッパを彷彿させるスペース。

可愛いバッグも嬉しい

もちろん手軽に食べることを想定して作られた△のパッケージですから、買ったら外へ持ち出して近くの公園でピクニックするのも楽しそうですね。

取っ手の付いた台紙を敷き、持ちやすい工夫が

最後に

タルトのメニューも考案するマネージャーの植田結香さん

インスタグラムについアップしたくなるビジュアルの中に、こだわりとアイデアがギュッと詰まっているのが人気の秘訣のようです。

贈り物を想定して作られたタルトなので、大切な人にはもちろん、ご自分へのご褒美にもぴったりではないでしょうか。

●写真映えするスイーツが好き
●様々なタルトを試したい
●「四ツ橋駅」界隈で手土産を探している

そんな方はぜひ足を運んでみてください!

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

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