ついに変異ウイルス感染者で死者が出た。
神奈川県は１６日、新たに変異ウイルスの感染が確認された３人のうち、７０代の男性と５０代の男性が死亡していたことを明らかにした。変異ウイルスによる死亡は国内で初めて。
神奈川県内では同日までにイギリス型や南アフリカ型など、５１人の変異ウイルス感染が確認されている。亡くなった２人は直近の海外への滞在歴はないという。
これに舛添要一前東京都知事はツイッターで「変異株は感染力が従来型よりは強いが、死亡率や重症化率で差があるとは報告されていない」としながらも「変異株の市中感染がかなり拡大しているのではないかと気になる」と警鐘を鳴らした。
一方、東京都の１６日の新規感染者は３００人。８日連続で前週の同じ曜日を上回った。直近７日間の平均は２８９人で、前週の２６１・７人から１１０・４％増となった。
政府は２１日にも１都３県に出されている緊急事態宣言を解除する方向で調整を進めている。
