U2の4本のフルライヴ映像がYouTubeにて48時間限定配信。画質も音質もアップグレード

Photo: George Pimentel/WireImage

U2の4本のフルライヴ映像がバンドの公式YouTubeチャンネルにてそれぞれ48時間限定で配信されることが決定した。『U2: The Virtual Road(ザ・ヴァーチャル・ロード)』と名付けられたこの企画で配信される4本全てライヴがYouTube初登場、そのうち2015年のツアー以外の3本はデジタル配信も初となる。映像の画質は向上され、音声はリマスターが施されている。

第1弾のライヴ映像は日本時間2021年3月18日午前4時30分から48時間限定で公開。その後は約1週間毎に配信される。また、本配信に先立ち予告編が公開となった。

動画予告編U2 – The Virtual Road – Starting March 17 (Trailer) 

それぞれのライヴの配信日は下記の通り。各日、オープニング・アクトのライヴ映像も配信される。

1本目:2021年3月18日(木)午前4時30分~48時間

『U2 Go Home: Live From Slane Castle Dublin 2001』(アイルランド)
オープニング・アクト:ダーモット・ケネディ

聖パトリックの祝日に配信されるのは、アルバム『All That You Can’t Leave Behind』のツアー「エレヴェイション・ツアー」のクライマックス、2001年9月1日に行われた地元ダブリンのスレイン城に8万人の観客を集めた伝説の凱旋ライヴ。1981年にシン・リジーのサポート・アクトとしてここで演奏して以来20年ぶりにヘッドライナーとして登場した。同じダブリン出身のシンガー・ソイングライター、ダーモット・ケネディの最新ライヴ映像がオープニング・アクトとして配信される。

 

2本目:2021年3月26日(金)午前11時30分~48時間

『U2: Live At Red Rocks 1983』(米コロラド州)
オープニング・アクト:フォンテインズD.C.

1983年6月5日に米コロラド州のレッドロックス・アンフィシアターで行われたサード・アルバム『WAR(闘)』のツアーのライヴ。山の斜面に位置する野外劇場で、雨が降りしきる中の熱い演奏は、U2のライヴ・バンドとしての存在を決定づけた。「Sunday Bloody Sunday」のミュージック・ビデオはこのライヴである。ダブリン出身のバンド、フォンテインズD.C.のライヴ映像がオープニング・アクトとして配信される。

 

3本目:2021年4月2日(金)午前10時30分~48時間

『U2 PopMart Live From Mexico City 1997』(メキシコ)
オープニング・アクト:カーラ・モリソン

アルバム『Pop』のツアーから、1997年12月3日メキシコのフォロ・ソル・スタジアムで行われたライヴ。壮大なステージや巨大なレモン型ミラーボールは、今見ても圧倒されるだろう。メキシコのシンガー・ソングライター、カーラ・モリソンが、オープニングアクトとしてこの日だけのスペシャルな演奏を披露する。

4本目:2021年4月11日(日)午前3時30分~48時間

『U2 iNNOCENCE + eXPERIENCE Live In Paris 2015』(フランス)
オープニング・アクト:Feu! Chatterton

2015年12月7日に行われた、アルバム『Songs of Innocence』のワールド・ツアー最終日パリ公演。11月に開催されるはずだったが、パリ同時多発テロ事件により振り替えられた特別なショウ。ゲスト参加したパティ・スミスとの感動的な共演「People Have The Power」も含まれる。フランスのバンドFeu! Chattertonのライヴ映像がオープニング・アクトとして配信される。

 

このフルライブ配信について、ボノ、ジ・エッジ、アダム、ラリーの4人は下記のようにコメントを寄せている。

「どのライヴにも思い出はありますが、この4公演は特にそうです。そしてこうしてまたツアーに出られるのはエキサイティングです。ヴァーチャル・ロードの不思議な魅力がここにあります。ダーモット・ケネディ、フォンテインズD.C.、カーラ・モリソン、Feu! Chattertonが旅を共にしてくれるのはとてもありがたいことです」

昨年9月、U2の公式YouTubeチャンネルのリニューアルが発表された。ミュージック・ビデオのHDリマスター版(可能な限り4K画質)や未発表映像が順次公開されており、U2の映像に対する革新的なアプローチをあらためて紹介していく場となっている。

Written by uDiscover Team

© ユニバーサル ミュージック合同会社