本名での俳優活動を始めたアーロン、最新作は“全てを捨て去っていくスーパースター”役

絡思本娯楽製作が制作し、大ヒットギャング映画『角頭-浪流連』の監督レイ・ジャン(姜瑞智/ジャン・ルイジー)と、著名脚本家のウー・ルオイン(呉洛纓)が共同で監督を務めるドラマ「我願意(原題)」が、今月10日にクランクインとなった。

台湾ドラマでは初のテーマとなるカルト犯罪を描いた本作品で、ダブル主演の一人であるアーロン(炎亞綸/ウー・ゲンリン)と、2020電視金鐘獎にて「鏡子森林」で主演男優賞を獲得したヤオ・ジュンヤオ(姚淳耀)がマスコミの前に姿を見せた。

ドラマ「我願意」は、アーロンとヤオ・ジュンヤオが初共演する作品。ヤオ・ジュンヤオは脚本を読んだ時から、歌って踊れるクリエイティブなスーパースターという役柄が、アーロンにぴったりだと直感的に感じていたそう。また、脚本を読んでいるときに、アーロンが怒った演技をしている場面を目にして、その台詞回しの良さにとても驚かされたとも。

アーロンはこの役柄について4、5年前のトゲだらけだった頃の自分の様だと語る。仕事でスケジュールはいっぱい、疲れてクタクタ、でもやらねばならない…そんな窒息しそうなギャップの中で「すごく疲れていたし、全然楽しくなんかない」と、当時を説明した。

アーロンは自分で自分を責める傾向があり、進歩するには苦痛があるとも考えていているそうで、このドラマの台本を読んでいると、「自分の中にも役柄が持っているような潜在的な要因があって、自虐的な部分が再び戻ってくるのではないか」と心配しており、周囲のスタッフにも協力してもらいながら、意識的にこの自虐モードに戻らないように気を付けているそうだ。

アーロンは先日、俳優業では本名の「呉庚霖(ウー・ゲンリン)」を使用すると発表しており、「「呉庚霖」は、小さいころからこの名前で呼ばれて育ってきて、芸名の炎亞綸よりも、本名のほうが自身の内面に触れる面積が大きく深い」と語っている。

本作で演じる“全てを捨て去っていくスーパースター”という役柄と、「アーロン」という世間に知られている名前ではなく本名で新たなスタートを切る彼と、どこかリンクするようなシチュエーションに、ネットユーザーの間では熱狂的な議論が巻き起こっている。


ニュース提供元:絡思本娛樂製作公司

※この記事はニュース提供元からの配信許諾を得て日本語に翻訳・編集したものです。

翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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