【がんばれ!郷土力士】炎鵬、業師の本領 金沢学院高対決 大翔丸破り3連勝

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炎鵬(奥)がすくい投げで大翔丸を破る=両国国技館

 大相撲春場所(両国国技館)3日目の16日、東十両4枚目の炎鵬は、西十両2枚目の大翔丸(大阪市出身、追手風部屋、金沢学院高OB)をすくい投げで破り、3連勝の快進撃を見せた。相手の意表を突く動きで素早く仕留め、業師(わざし)としての本領を発揮し、会場を沸かせた。

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 初日からの3連勝は2019年の9月場所以来。2度目の立ち合いで左に変化して左を差し、すかさずすくい投げで転がして金沢学院高の先輩を下した。

 取組後のリモート取材では「立ち合いが強い相手なので、動いて自分の流れを作れた。左はたまたま入って自然と体が動いた」と話し、調子の良さを感じさせた。表情を引き締め「この調子を毎日続けたい」と力を込めた。

  遠藤、輝ともに黒星

 東前頭5枚目の遠藤、西前頭7枚目の輝はともに黒星を喫した。

 遠藤は初日から3連敗。東前頭6枚目の玉鷲の突き、押しを下からあてがうが、足が前に出ない。防戦一方のまま突き出された。左ふくらはぎに厚いテーピングを施しての奮闘も白星が遠い。

 輝は昨年初場所以来となる初日からの3連勝を逃した。関取最重量である西前頭6枚目の逸ノ城を一気に押し込めず、右すくい投げに屈した。2人は取組後のリモート取材に応じなかった。

 東前頭15枚目の豊山(新潟市出身、時津風部屋、金沢学院高OB)は、西前頭16枚目の大奄美を土俵際まで追い込むも、突き落としで逆転された。物言いがつくも軍配は変わらず、1勝2敗とした。

  欧深沢、幕下初白星

 今場所から幕下に昇進した53枚目の欧深沢(津幡町出身、鳴戸部屋)は、東54枚目の藤佐藤を寄り倒しで破り、幕下初白星を挙げた。

遠藤(奥)が突き出しで玉鷲に敗れる=両国国技館
輝(下)がすくい投げで逸ノ城に敗れる=両国国技館