大谷がまた打った! サイ・ヤング賞右腕から特大アーチ

打者・大谷翔平(エンゼルス)の勢いが止まらない。日本時間3月17日に行われたインディアンスとのオープン戦、大谷は「2番・DH」でスタメン出場して昨季サイ・ヤング賞のシェーン・ビーバーと対戦した。初回の第1打席は一塁ゴロに倒れたものの、2回裏の第2打席で投手強襲の内野安打を放ち、3回裏の第3打席は中堅のバックスクリーンを越える464フィート(約141メートル)の特大弾。3打数2安打2打点の活躍でオープン戦の打率は.579となった。

大谷の活躍もあり、17対8と大勝したエンゼルス。ジョー・マドン監督は大谷について「とても印象的だった。彼はスイングするたびに強い打球を打っている。打球が中堅から左方向に飛んでいるのも良い。2ストライクに追い込まれてからも強い打球を打つことができている。本当に状態が良さそうだし、これを10年くらい続けてほしいね」と語り、絶好調のバッティングを絶賛した。

前日の試合では左翼へ2本塁打を放ち、これで2試合連発。オープン戦4本塁打はチームトップの数字となっている。2018年にトミー・ジョン手術、2019年に左膝の手術を受け、昨季は前腕や肘の故障に悩まされた。万全の状態でプレーできないシーズンが続いたものの、メジャー4年目のシーズンとなる今季は万全の状態で迎えることができている。その状態の良さはオープン戦の成績が示している。

打者として7試合に出場し、打率.579(19打数11安打)、4本塁打、7打点、OPS1.782という驚異的な成績をマーク。三振は21打席でわずか2つだけだ。これだけの成績を残している打者をベンチに置いておくのは勿体ない。過去3年間は登板の前日と翌日は試合に出場しなかったが、今季はそのような制限を設けず、大谷の打撃力をフル活用することになるかもしれない。

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