アストンマーティンF1のベッテル、BWT社のアンバサダーとしてヘルメットカラーをピンクに一新

 2021年にアストンマーティンF1チームに移籍したセバスチャン・ベッテルは、同チームのパートナーである水処理企業BWTのアンバサダーの役割を務めることが決まった。これに伴い、ベッテルは同社のカラーであるピンクに彩られたヘルメットを着用する。

 BWTと4度の世界チャンピオンであるベッテルが新しいパートナーシップを結んだことが、2021年プレシーズンテスト開始に伴い発表された。その契約の一部として、ベッテルの2021年ヘルメットにはピンクが使用される。

 前身フォース・インディアとして活動していた2017年からレーシングポイントとしての2020年まで、チームはBWTとの契約のもとで、同社のコーポレートカラーであるピンクに彩られたマシンでレースをしてきた。

 今年アストンマーティンとしてF1活動を行うにあたり、AMR21のベースカラーはグリーンに変更されたが、BWTとの提携関係は規模を変えて継続している。

 BWTをテーマにしたベッテルのヘルメットには、『CHANGE THE WORLD, SIP BY SIP』(ひと口ひと口、世界を変えよう)のメッセージが描かれている

「未来は重要であり、僕たちは子供たちや若い人たちのために地球を守るよう最善を尽くさなくてはならない」とベッテルは語った。

「僕たち全員がこの責任を担っている。ともに協力すれば違いを生み出すことができる」

「F1ドライバーとしてこのテーマについて発言し、自分の声を聞いてもらうことは正しいことだと考えている」

「同じ視点と目標を共有するBWTとパートナーになることをうれしく思っている。プラスチック廃棄物の量を減らすことで、僕たちは世界を一口ずつ少しでも良くすることができる」

2021年F1プレシーズンテスト3日目 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

 F1はパドックにおける環境を考慮し、リサイクルの取り組みを強化しつつある。先週、F1は、持続可能性をより高める取り組みの一環として、レースウイーク中のスタッフ用の使い捨てペットボトルを排除することを確約した。

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