浅川梨奈&飯島寛騎、2カ月前から歌とピアノを猛特訓!「悪魔とラブソング」ドラマ版でW主演

Huluでは、少女漫画誌「マーガレット」とタッグを組んだ恋愛ドラマシリーズ「マーガレット Love Stories」の第2弾となるHuluオリジナル「悪魔とラブソング」(全8話)を、浅川梨奈と飯島寛騎のダブル主演で、6月から独占配信することが分かった(開始日未定)。

原作は、2007~11年に掲載された桃森ミヨシ氏の同名コミック。美しい歌声と美貌を持ちながらも、言葉を選ばず、常に本音を話してしまうがゆえに周囲から孤立し、「悪魔」と呼ばれている可愛マリアが、転校を機に理解者を見つけ、自分を偽り他人に合わせて生きてきた同級生たちを変え、彼らと絆を作っていくストーリーだ。

「悪魔みたいな人」と周りから敵視される主人公・マリアを演じる浅川は、映画「14の夜」(16年)で長編映画デビューし、19年の大ヒット映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」での演技力と存在感が話題となった注目の若手女優。今作では、誰にもこびず、凛とした強さがある一方、深く人と関わりたいと願うヒロインの姿を、力強くも繊細に表現する。

そして、飯島はそんなマリアと出会い、過去のトラウマと向き合い始める目黒伸に扮(ふん)。「仮面ライダーエグゼイド」(テレビ朝日系)でドラマ初主演を務めたほか、映画「愛唄-約束のナクヒト-」(19年)や「ブレイブ-群青戦記-」(21年)などの話題作に出演している飯島が、本作ではピアノにコンプレックスを抱え、葛藤しながらもマリアによって変わっていく目黒を熱演する。

さらに、本作の大きな見どころは、浅川と飯島それぞれが、撮影の2カ月前から本格的に取り組んだ歌とピアノ演奏で、劇中では印象的かつ、心震わせるシーンに仕上がっている。また、マリアを取り巻く恋愛模様も繊細に描かれるほか、原作の世界観を大切にしながらも、実写だからこその色彩と美しい音楽が映し出される場面に注目だ。

浅川は「連続ドラマの主演は初めてなので、すごく光栄と思ったのと同時に、3作品連続実写化企画の2作目ということで、プレッシャーもありました。原作を読ませていただき、『アヴェ・マリア』や『アメイジング・グレース』というような歌やピアノなど、音楽がキーとなって進んでいくストーリーがとても新しく感じて、『歌、頑張らなきゃ』と。そして私が演じるマリアは、あまり笑わないキャラクターなので、どういうふうに感情を表現していくかなど、考えることがたくさんありました」と今作へ懸ける熱い気持ちを明かしている。

また、歌のシーンに挑むために、受けたボイストレーニングに関しては「最初自信が持てなかった歌に対して、少し自信がつき、もともと持っていた歌うことへの恐怖心みたいなものが払しょくできたので、一つ成長できた気がしています」と歌の進歩とともに、役への自信をつけていったという。さらに、「原作を読んでいる方がイメージしているマリアの声やマリア像ってそれぞれ違うと思うので、マリアの表情や心情の変化、ニュアンスなど、脚本と原作を読み合わせながら、私なりのマリア像を作りました。精いっぱい演じさせていただきます!」と意気込みを見せた。

一方、飯島は「これまで学園もので普通の高校生役をしっかりとやったことがなかったので、新しいものに挑戦するという意味でも、クランクイン前からワクワクしていました。しかも、ピアノを弾く役どころということで、2カ月前からピアノの練習の準備をさせてもらっていたので、撮影に入るのが一層楽しみでした」と初めての挑戦に前向きだ。

そして、「僕が演じる目黒伸は、間違えればすごく冷たいキャラクターに見えてしまう。無口ですが、高校生らしい、17歳らしい一面もちゃんと持っているので、そういうところも出すように心がけたいです。自分の学生時代の経験を生かしつつ、周りのキャストの方々が生み出してくれるものを吸収しながら、目黒のキャラクターを作っています」と役作りについて語った。

物語は、県でトップクラスのカトリック系高校のカトリア女子学院を、ある事情で退学になった美少女・マリアが、共学校の十塚南高校に転校するところから始まる。真っすぐすぎる性格がゆえ、思ったままを言葉にし、周囲の反感をかい、孤立してしまうマリアは、誰にも理解されない中で、唯一歌うことだけで自分を元気づけたり、感情を表したりしてきた。

しかし、クラスメートの目黒伸(飯島)や神田優介たちと関わるうちに、少しずつ周囲との関係やマリア自身にも変化が。さらには、マリアの悪魔のような核心をついた言動が、平和に見えた同級生たちの日常を揺さぶり始める。目黒が抱えるピアノに対するコンプレックス、それぞれのうそ、トラウマ、虚勢、うわべだけの友情…素直に生きられないクラスメートたちの赤裸々な感情が見えるようになる。そんな中、クラスで合唱コンクールへの参加の話が持ち上がる。

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