仲村トオルが「ネメシス」で広瀬すずの失踪した父親に。真木よう子、石黒賢、山崎紘菜も出演

仲村トオル、真木よう子、石黒賢、山崎紘菜が、日本テレビ系で4月11日にスタートする連続ドラマ「ネメシス」(日曜午後10:30)に出演することが分かった。

広瀬すずと櫻井翔主演で、完全オリジナル脚本となる本作では、天才すぎる助手・美神アンナ(広瀬)とポンコツ探偵・風真尚希(櫻井)の凸凹バディが、超難解な事件を次々と解決。無関係なはずだった事件が連鎖し、驚がくの真実が浮かび上がっていく、新時代の「探偵物語」だ。2人が働く「探偵事務所 ネメシス」のCEO・栗田一秋役で江口洋介も出演し、勝地涼、中村蒼、富田望生も共演。「SR サイタマノラッパー」シリーズなどの入江悠氏が総監督を務める。

今回発表された4人は、ネメシスが追う「20年前の事件」という最大のミステリーの鍵を握るキャスト。仲村演じる科学者・美神始は、アンナの父で、栗田の古くからの親友。インドでアンナと2人で暮らしていたが、突如、謎の失踪をしたためにアンナは風真と栗田の力を借りて父親捜しに奔走する。そこに絡むのが、始の同僚である、神田水帆役の真木と大和猛流役の石黒。そして、存在のすべてが謎に包まれている美馬芽衣子役を山崎が演じる。各話を通して、「20年前の事件」と「探偵事務所 ネメシス」の物語が平行して描かれる本作。この4人がミステリーをさらに盛り上げ、見る者を過去の迷宮に連れて行く役割を果たす。

一体誰が黒幕なのか? 北島直明プロデューサーは、この4人について「何を説明してもネタバレになってしまうので…」とキャラクター設定すらも秘密にする一方で、「一つだけ言えることは、『20年前の世界』にも風真と栗田が登場しますが、現代の彼らとはまるで違うキャラクターになっています」と20年前の事件に風真と栗田が絡んでいることを明かしている。

仲村は「入江組は約3年半ぶりです。演技の自由度が高いというか、芝居に集中できています。脚本を読んだ段階で『とっても面白いものになりそうだ』という予感がして、ぜひ、参加したいと思いました」と出演の理由を話し、「僕が出ているシーンと探偵事務所のシーン。トーンは(脚本上でも)かなり違うんです。櫻井くんも『まるで別のドラマのよう』というふうに言っていましたが、どんな仕上がりになっていくのか楽しみです。さらに「あとは…、スケジュール表に、タカ、ユージ、薫という役名があると、条件反射的に『あ、俺も現場に行かなきゃ』と(笑)。30年以上前に生まれた作品をこういう形で残してもらって、ありがたいですけど、『ネメシス』出演者の中で、彼らの出演シーンを一番厳しい目で見てしまうかもしれませんね(笑)」と自身も出演していた刑事ドラマがオマージュされていることに触れる。

そして「僕が担う役割は“神の領域に手を触れてしまった”ような謎の部分。最初に“ネメシス構想”を聞いた時、僕自身としては“未来が幸せになる方向”に進めばいいなと感じたんですが、その“謎”が人間を幸せにするのか、不幸にするのか、ラストに向かって解明されていくと思います」と物語の展開を予想する。

「入江監督とは久しぶりの現場ですが、テレビドラマも監督されることが驚きだったし、出演者の皆さんが豪華ですし、監督が求める以上のことをされる役者さんたちばかりなので、そこに参加できるのはとてもうれしいです」と本作への出演を喜ぶ真木は、「探偵もので解決していくことが、入江さんマジックで、一筋縄でいかない展開になっていると想像もできますし、視聴者としても今から楽しみです! 一話完結ものでありながら、軸にあるとても重大な事実が隠されていて、徐々に分かっていくところに、見ている人もはまっていくんじゃないかなって思います。『あ!』みたいに、声を上げて見られると思いますよ(笑)」と見どころをアピール。

山崎は「探偵もので、コミカルなシーンもたくさんあって、広瀬さんのアクションとか、いろんな要素が一つになっていて。さらに、とても豪華な役者の皆さんが集結されているので、誰に注目して見ても、一人一人から目が離せない作品だと思います」と作品を紹介し、「私は過去のシーンでの登場になるのですが、ちょっとずつ私が出てくる伏線があって、ゆくゆくはズバっと気持ちよく1本の糸でつながるので、その快感を皆さんにぜひ味わってほしいと思います」と自身の役割を説明。加えて「謎解きも面白い作品となっているのですが…ネタバレになるから多くは言えないですけど、私が出演する過去の部分にもドラマや親と子の絆が繊細に描かれているので、探偵事務所のドタバタや謎解きを楽しみにしつつ、過去の人間ドラマも楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼びかける。

石黒は「オリジナルで謎解き、ミステリーの要素もあり、いろいろ予想を裏切っていく作品にできたらいいなと思っています」と抱負を述べ、「同じ頃にデビューして一緒にやってきた仲村トオルくんや江口洋介くん、櫻井くんも共演をしているので気心が知れていて、そんな連中とできるのも楽しいです。今回出演したいと思った理由の一つは、入江悠監督と一緒に仕事ができるということでもあったので、ワクワクしています」と心を躍らせる。

さらに「このドラマは、一度見ただけでは分からないかもしれませんが、その分からない面白さを楽しんでいただけたらと思います。さまざまな伏線が…。僕の役は…ネタバレになるので多くは言えないけど(笑)、どういうふうにやっていこうかなと楽しみです」とメッセージを寄せている。

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