メッツ・リンドーア 契約交渉期限はシーズン開幕の4月1日

日本時間3月17日に行われたアストロズとのオープン戦で移籍後初アーチを放ったフランシスコ・リンドーア(メッツ)は、長期契約に向けた交渉が開始されていることを明らかにした。リンドーアは「シーズン中には交渉しない」と話しており、メッツとの契約延長交渉の期限をレギュラーシーズンが開幕する4月1日(現地時間)に設定。それまでに契約延長が成立しない場合はフリーエージェント市場に出る意向を固めているようだ。

リンドーアは「何かがシーズン中に持ち越されるようであれば、僕はフリーエージェント市場に出る。(シーズン中に交渉するのは)僕にとってもチームにとってもフェアではない。僕は試合に勝つために全力を尽くすつもりだから(シーズン中に交渉はしたくない)」とコメント。「だから、スプリング・トレーニングの期間中に契約延長が成立しなければ、僕はフリーエージェント市場に出て、メッツとは11月に改めて交渉することになる」と明言した。

今年1月にメッツへ移籍した当初から「契約延長交渉をシーズン中に持ち越すつもりはない」との意向を示してきたリンドーアだが、自身の意思を改めて明確にした形となる。また、リンドーアはメッツとの契約延長交渉について詳細な言及を避けており、「まだ本格的なステージには達していない」と語るにとどめている。長期契約の実現にはまだしばらく時間がかかりそうだ。

今季終了後にはリンドーア以外にも多くのスター遊撃手がフリーエージェントとなる予定であり、カルロス・コレア(アストロズ)、コリー・シーガー(ドジャース)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、ハビアー・バイエズ(カブス)などがその代表格だ。よって、リンドーアとの契約延長に失敗しても、メッツにはフリーエージェント市場で多くの選択肢がある。とはいえ、球団関係者はリンドーアとの契約延長を望んでいることを明言しており、契約延長の実現に向けて注力していくことになる。

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