おいでやすこが・こがけん 「ミナリ」の一家に2人の姿を重ねる ユン・ヨジョンのオスカー受賞に太鼓判

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アカデミー賞6部門にノミネートされている、農業での成功を夢見てアメリカに移住した韓国人一家を描く映画「ミナリ」が、3月19日から劇場公開される。公開を前に、お笑いユニット「おいでやすこが」のおいでやす小田とこがけんの2人が登壇した「大ヒット&アカデミー賞受賞祈願イベント」が、17日に都内で開催された。おいでやすこがの2人は、作品の魅力を熱く語った。

アカデミー賞授賞式をイメージしたステージに、おいでやすこがの2人がタキシード姿で登場。「ミナリ」についてこがけんは、登場する一家がピン芸人2人で結成された「おいでやすこが」の姿と重なったそうで、「家族だけど微妙に足並みがそろわない、ひとつ屋根の下に住んでるけど少しずつズレている感じが僕らのこの感じと近い。息が合っているかというと、実は合ってない(苦笑)。微妙なラインで通じるものがある」と、しみじみとした姿を見せた。おいでやす小田は、「ホンマにリアルすぎて、ドキュメンタリーみたいだと錯覚するレベルで、実在するのか役かわからなくなった。アメリカに来た韓国人の家族をのぞき見しているような映画だった」と驚きを口にした。

映画好きのこがけんは、祖母役を演じて助演女優賞にノミネートされたユン・ヨジョンを絶賛。「最初、一家に閉塞感があるけど、おばあちゃんが来ることでガラッと空気が変わるんです。『ミナリ』というワードのキーパーソンでもあり、素晴らしかった。そりゃノミネートされるわなって思います。(受賞も)いけるんじゃないかな?」と、太鼓判を押していた。

このあと2人は、「ミナリ」にからめた新ネタを披露。ヒット&アカデミー賞受賞祈願の鏡割りも行い、イベントは幕を閉じた。

「ミナリ」は、ハリウッド実写版「君の名は。」の監督に抜擢されたリー・アイザック・チョンが務めた作品。タイトルの「ミナリ」とは、水辺に育つ韓国の芹(セリ)のこと。2度目の収穫のほうがおいしいとされており、成長した子供世代の幸せを願う親の気持ちが込められたタイトルとなっている。

【作品情報】
ミナリ
2021年3月19日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
配給:ギャガ
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