【東京五輪】渡辺直美侮辱問題の佐々木氏が文春の〝乗っ取り〟報道に反論

佐々木宏氏

東京五輪・パラリンピック組織委員会の開閉会式の演出を統括する総合企画エグゼクティブクリエーティブディレクター・佐々木宏氏(66)が18日未明、自身が起こした侮辱問題について謝罪文を公表し、辞意を表明した。

この発言は同日に「文春オンライン」が報じたもので、佐々木氏が演出チーム内のLINEでお笑い芸人・渡辺直美(33)の容姿を侮辱する文面を送信したとされる。

佐々木氏は長文に及ぶ謝罪文で「ざっくばらんにやりとりした中で、私が調子に乗って出したアイデアです」「渡辺直美さんに対しては、大変な侮辱となる私の発案、発言となること。これは取り返しのつかないことです」「とんでもない勘違いで、自分の意識の低さ、無神経さにあらためて、気づいた次第です」などと反省。さらに「追記」として、文春への反論の意も評した。

今回、侮辱的な内容が書かれたLINEは「スタッフ限定で、オリンピック演出責任者の方も含めてのやりとり」としたうえで、「報道に関しては、全て拝読しましたが、私の認識としては、前任者の企画を乗っ取ったかのような内容は、事実ではないと思います」としている。

また、MIKIKOさんを中心に考えられていた開会式プランについては「私が白紙化した事実はなく、演出予算が10億で4式典をやると言われ、私はむしろ、簡素化、安心安全へのコロナ後の、また大幅に予算削減の中で、それまでの企画演出を、LIVEではなく、remoteでできないか、という視点から、MIKIOさんのプレゼンされた企画書の絵を使い、縮小したりしながらIOCに提案しました」と記した。さらに、佐々木氏は「記事にもありましたが、スタッフに男性が多いというご指摘はその通りです。私に責任があります」と認めている。

そして、最後に「渡辺直美さん、今回は大変申し訳ありませんでした」と締めくくっている。

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