病を押して撮影に臨んだチャドウィック・ボーズマン 軌跡とともに映し出す「21ブリッジ」特別映像

「21ブリッジ」の写真をもっと見る

昨年8月に43歳の若さで逝去したチャドウィック・ボーズマン主演の映画「21ブリッジ」が、4月9日より劇場公開される。公開を前に、最後まで戦い抜いたチャドウィック・ボーズマンの軌跡と「21ブリッジ」の舞台裏などを描いた、2分の特別映像が公開となった。

特別映像では、「42~世界を変えた男~」「ジェームス・ブラウン~最⾼の魂を持つ男~」などの実在の⿊⼈ヒーローや、「ブラックパンサー」の国王などを演じてきたチャドウィック・ボーズマンの軌跡、病を公にせずに闘病⽣活と映画撮影を両⽴させてきたこと、死去のニュースが世界中に伝えられた時のウィル・スミス、ルッソ兄妹、マーベル・スタジオ、ルーカスフィルムなどから寄せられた追悼コメントなどが紹介される。さらに「21ブリッジ」の内容に惚れ込んでプロデューサーとしても参加したボーズマンが、病を押して参加した撮影の舞台裏や本編の映像も映し出される。

ナビゲートを担当しているのは、数々の作品でチャドウィック・ボーズマンの⽇本語吹替えを担当してきた⽥村真。田村は、「チャドウィックさんが演じるキャラクターをもっともっと観たかった。そして、もしそのキャラクターを僕が吹き替えさせて頂く事が続いたら、いつの⽇かチャドウィックさんに会えるのではないかと、そんな夢のまた夢みたいな事も想像したものです。世界中で⼀番会いたい⼈でした。残念でなりません」とコメントを寄せている。

「21ブリッジ」は、マンハッタン島で起きた8人の警察官が殺害された強盗殺人事件を追う刑事のアンドレを描いた作品。昨年8月に逝去したチャドウィック・ボーズマンの最後の劇場公開主演作となった。内容に惚れ込んだボーズマンは、プロデューサーも兼任している。「アメリカン・スナイパー」などのシエナ・ミラーや、「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズらも出演している。

【⽥村真コメント】
「ブラックパンサーの⼤成功を機に、世界中の⼈達が更なる活躍に期待を膨らませた事と思います。
チャドウィックさんが演じるキャラクターをもっともっと観たかった。そして、もしそのキャラクターを僕が吹き替えさせて頂く事が続いたら、いつの⽇かチャドウィックさんに会えるのではないかと、そんな夢のまた夢みたいな事も想像したものです。世界中で⼀番会いたい⼈でした。残念でなりません」
「童顔でとても柔和な印象がありますが、演じたのは、困難にも敢然と⽴ち向かう、厳しくもあり芯の強い役が多かったと思います。これはチャドウィック・ボーズマンその⼈⾃⾝が、毅然とした態度で、世間や世界と対峙するんだという信念の表れだったのではないかと想像します。チャドウィック・ボーズマンが備え持った品性を、吹き替えで無くさないよう、どの役を演じるにあたっても意識しました」

21ブリッジ
2021年4⽉9日全国ロードショー
配給:ショウゲート
©2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.

© 合同会社シングルライン