胃がん手術の東ちづるが完全回復をアピール「人生で初めてお酒を一滴も飲んでないんです!」

完全回復をアピールした東ちづる

早期の胃がん切除手術を受けていたことが明らかになった女優の東ちづる(60)が18日、東京・渋谷区の文化総合センター大和田伝承ホールで舞台「月夜のからくりハウス」稽古中に報道陣の取材に応じた。

東は昨年11月末に胃痛、貧血、嘔吐の症状で病院に行き、胃潰瘍の出血と診断され1週間ほど入院。念のため精密検査を受けたところ、早期の胃がんが発見された。1月下旬に手術を受ける予定だったが延期となり、2月に入り手術を行った。

報道陣の前に姿を見せた東は「もう内視鏡で除去しまして、日々バリバリと仕事しております。本当にもう忘れるぐらい忙しい」と話すと、「なんか胃が痛いな、でもこれは神経性と我慢していたんですが、頭がくらくらしたので病院に行ったら分かりました。先生も『早期なんで取ってしまいましょう』と。私も取ってください!と」と発覚当時を振り返った。

「まず、胃潰瘍という診断で。99%良性ですから、と。それで一回帰ったら病院から連絡が来まして。先生に悪性ですか?と聞いたら『話が早いですね』と。ショックとかまったくなく。29年間医療関係のボランティアをやっているので(そういう状況を知っている)。病気が分かる前より、むちゃくちゃ健康です」と笑った。

手術前は毎日飲む酒豪だったが、「人生で初めてお酒を一滴も飲んでないんです! 本当に元気です」と禁酒していることを明かし、「お医者さんが『信じられない、こんなに回復早いの?』と驚いてました」と仕事にはまったく影響がないことをアピールした。

東は「東京2020 NIPPONフェスティバル『MAZEKOZE アイランドツアー』」(8月22日配信開始)の総合構成、演出、総指揮を担当する。

「29年目の活動の集大成です。テーマは多様性です。タイトルはそれらを〝まぜこぜ〟にという意味。頭ではわかっていても、つい人を傷つけてしまう。それを〝見える化〟しようと。世界に向けて『日本進んでいるじゃん!』と。ただし、美談にはしません」と決意表明した。

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