欧州トヨタが2021年3月17日にアイゴX プロローグを初公開した。かねてよりウワサされていた通りSUVではあるものの、電気自動車という正式なアナウンスはない。それでは一体どんなクルマなのか？ 現時点でわかっていることを元にご紹介する。
トヨタのSUV攻勢が止まらない！ ヤリスクロスよりさらに小さなモデルを投入
今回発表された電気自動車はアイゴX プロローグは、いわば発売前のプロトタイプ。日本では聞き馴染みのない「アイゴ」という車名だが、実は2005年より欧州市場で販売されているコンパクトカーに使用されている名称である。
わかりやすく言うならばコンパクトカーのヤリスよりも小さなサイズでAセグメントに属するモデル。軽自動車とヤリスなどのコンパクトカーの中間というイメージである。今回発表されたアイゴX プロローグは、アイゴをベースにした新たなクロスオーバーモデルの予告版と思われる。
しかもアイゴはトヨタ単体ではなく、プジョー・シトロエングループと共同で開発されており、各ブランドで発売されている。このことから考えるに今回の新型アイゴXプロローグも、プジョー・シトロエングループでも販売されることも考えられるのだ。
ウワサと違う！？ 電気自動車ではない可能性も
2021年3月10日にティザー写真がお披露目された際には、電気自動車か？ と噂されていたが、パワートレインに関する正式なアナウンスは未だない。それだけに今後の展望が気になるところである。
MOTA編集部では、ガソリン・ハイブリッドモデルをラインアップしたのちにEV版も追加されるのでは？ と予想する。今やトヨタも例に漏れずライズ、ヤリスクロス、さらにはRAV4やハリアーといったSUVモデルを数多くラインアップしている。それだけに今後発売されるアイゴX プロローグの動向に注目したい。
【筆者：MOTA編集部 木村 剛大】
