郵船クルーズは18日、横浜港大さん橋国際客船ターミナルに着岸中のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」(5万444トン)で、外国籍の乗組員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同船は1月4日からクルーズを休止しており、船内に乗客はいなかった。
同社によると、感染した乗組員は居住国出国前(3月1日)、日本入国時(同月3日)、飛鳥Ⅱ乗船時(同)に実施した3回のPCR検査はすべて陰性だった。3日以降は船内で勤務し、せきの症状があったため検査したところ、16日に感染が判明、現在は船外で療養中という。船内に濃厚接触者はいなかったが、接点のある乗組員47人を検査し全員の陰性が確認された。今後、全乗組員約400人を検査する。
同社は19日からクルーズを再開する予定だったが、23日までに出発予定の三つのクルーズは中止とした。