大崎高必勝願いフラワーパネル 西海市役所

大崎高の必勝を願うフラワーパネル=西海市役所

 19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(甲子園)に出場する県立大崎高(長崎県西海市大島町)を地元から応援しようと、同市大瀬戸町の市役所前に「必勝」を願うフラワーパネルがお目見え。市民の目を引いている。
 大瀬戸コミュニティセンターのガーデニング講座(講師・杉尾雅峰さん、25人)による作品。ペットボトルやベニヤ板を使い、赤いペチュニアを飾り付けた。花言葉は「決して諦めない」。大崎高の躍進で「元気をもらった」と語る受講生らが感謝の思いを込めた。
 「母校が甲子園なんて夢にも思わなかった。忘れかけていた校歌をテレビで久々に聞いた」と話すのは大崎高OG、上野昌子さん(67)。大瀬戸沖の炭鉱の島、池島(長崎市、2001年閉山)から進学した。
 1970年の大島炭鉱閉山では「寮周辺の明かりが一斉に消え、閉山はこんなものかと寂しさを実感した」と振り返る。甲子園初出場に「球児が西彼杵半島に光を取り戻してくれた。当日はテレビで応援したい」と笑顔を見せた。

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