全日本初のワンマッチ興行が18日に東京・新木場1stRINGで行われ、〝大巨人〟こと石川修司(45)が葛西純(46)を破り、GAORA TV王座を奪取した。
大流血の凄惨マッチを制した。「ガラスボード&有刺鉄線ボード&TLC+αデスマッチ」と銘打たれ、全ての凶器の使用が認められるとアナウンスされた上でスタート。13年にBJW認定デスマッチヘビーも巻いた石川は、蛍光灯を巧みに駆使して葛西に攻め込む。さらに十枝利樹取締役の写真を相手の額にホッチキスで留めたかと思えば、リング中央にセットしたガラスボードにスプラッシュマウンテンで叩きつけるなど容赦ない攻撃を叩き込んだ。
途中、かみそりボードでの殴り合いなどで押し込まれる場面もあったが、最後は蛍光灯の破片がきらめくリングにジャイアントスラムで叩きつけて3カウント。試合後「デスマッチの神様である葛西純、あなたたとデスマッチができて良かった」とほめたたえた上でベルトを肩にかけて「これがデスマッチは最後だけど、汗でも血でも流して体を張って、全日本プロレスを一番面白い団体におれがしていきます!」と叫んだ。新たなベルトと共に大巨人はどんな風を王道に吹かせるか、注目だ。