大学推薦は1次免除 来年度の教員採用試験で 長崎県教委

 長崎県教委は18日の定例教育委員会で、2021年度に実施する教員採用試験から導入を検討していた大学からの推薦制度について、対象者は1次試験を免除することを明らかにした。
 推薦制度の対象は県教委が指定する短大、大学、大学院などの新卒者。募集する校種は小学校、中学校(技術・美術・家庭)、特別支援学校、高校(家庭・工業)。
 県教委によると、本年度実施した公立小学校の採用試験は競争率が1.4倍と過去最低を記録。中学校の家庭科も受験者が少なく、3年前は11人、昨年度は8人、本年度は2人と激減。対策として小学校と、中学校の家庭科は全国の大学から推薦者を募る。
 このほか、特別支援学校には20人程度、高校(家庭・工業)にはそれぞれ3~5人を過去に実績がある大学から推薦してもらう方針。

 


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