ダルビッシュVS大谷 初の投げ合いはお預けに

初対決はお預け

パドレスのジョイス・ティングラー監督は18日(日本時間19日)にアスレチックスとのオープン戦前に行ったオンライン会見で、ダルビッシュ有投手(34)の次回登板は中5日で20日(同21日)の実戦形式の練習、シミュレーションゲームかマイナー戦のどちらかで、4回を投げると発表した。ダルビッシュはブルペンで調整した。

前回登板に続き、中6日なら21日(同22日)のエンゼルスとのオープン戦で大谷翔平投手(26)と日米通じて初の投げ合いが実現しただけに残念だ。パドレスは今季エンゼルスとは8月27日(同28日)から本拠地で2連戦、9月7日(同8日)から敵地で2連戦が組まれている。投手・大谷との投げ合い、打者・大谷との対決が実現するか楽しみだ。

ちなみに20日のオープン戦の相手は同地区のライバル、ドジャースだった。“隠した”可能性もあるが、ティングラー監督は「我々は試したい投手がまだ大勢いる。ダルビッシュは我々が期待した通りすべてがシャープで順調に仕上がっている。先に進む前にここで少しひと呼吸置くことができる。我々は彼の現状に大変好感を抱いている」と説明した。

注目の開幕投手については「まだ決めていない。今はみんなの健康を確認したい。開幕までにあと2回ずつの先発が待っている。それ(開幕投手)を決める前に、すべてのことを確認したいだけ」と明言を避けた。

開幕投手はダルビッシュか、レイズから移籍した2018年のア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたブレイク・スネル投手(28)が有力。ダルビッシュはこれまでオープン戦2試合に先発して計5回を1安打無失点に抑え、7三振を奪っている。一方、スネルも3試合で計6回を2安打無失点、4奪三振と互角。ティングラー監督にとってはうれしくも悩ましいところだ。

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