“演技NG”藤田ニコルが本人役で「俺の家の話」最終回にゲスト出演

藤田ニコルが、TBS系連続ドラマ「俺の家の話」(金曜午後10:00)の3月26日放送・最終話に本人役でゲスト出演することが分かった。

宮藤官九郎オリジナル脚本の本作は、介護と相続をテーマに、濃すぎる家族が織り成す王道のホームドラマ。プロレスラーを引退し、20年ぶりに実家に戻った主人公・観山寿一(長瀬智也)が、能楽の人間国宝である父・寿三郎(西田敏行)の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と女性介護ヘルパー・志田さくら(戸田恵梨香)を巻き込み、家族とぶつかり合いながらも、一家をまとめていくストーリーだ。

同局のドラマ初出演となる藤田は「唯一NGにしているのは演技の仕事」と語っていたが、今回、本人役としてファン待望となる演技の仕事に挑む。“藤田ニコル”として観山家と一体どんな形で関わるのか、期待が高まるところだ。

藤田は「ドラマのオファーが来たって聞いた時は、まさか!とビックリしました。普段は『演技NG』と言っているくらい自分で頑なに演技からは逃げていたんですけど、こんな機会はないと思い頑張りました。本人役ということでとっても楽しかったです! すてきな経験にもなりました」とドラマ挑戦への感想を語る。

そして、「長瀬さんも西田さんも初めましてだったのですが、現場ではとっても優しくしていただきました。カメラが回らない時は3人で世間話や映画の話をしたり、緊張していた私にとってはとても心が安らぎました。長瀬さんから『これからも演技やればいいのに』と言ってもらったので、ちょっとずつ克服していこうかなと思います(笑)」と現場でのエピソードを明かし、「皆さま、今回の出演を温かい目で見守ってください」と呼びかけている。

本日3月19日放送・第9話では、妹と弟が去り、寿三郎がグループホームへ入所し、観山家に残った寿一は、ひたすら稽古に励んでいた。そこへ、半年前に家を出た観山寿限無(桐谷健太)が突然の帰宅。「自分には能しかないと気付いた」と言う寿限無を誘い、寿一は寿三郎のいるグループホームへと出かける。スーパー世阿弥マシンに扮(ふん)した寿一をはじめ、慰問に来たさんたまプロレスのレスラーたちを見たお年寄りは歓声を上げる。そして、その中には寿三郎の姿もあり、寿限無は泣き笑うような気持ちでそれを見つめる。

一方、寿一と結婚を誓い合ったはずのさくらは、この2週間ほど観山家には行かなかった。能とプロレスが頭の大部分を占め、手を出してこない寿一に不満を覚えていたのだ。同じ頃、観山踊介(永山絢斗)は週刊誌の記者からある記事を見せられるが、そこには、グループホームの中庭で運動している寿三郎の姿があった。

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