【吹田】古民家カフェ「七海」でまったりスイーツタイム

JR「吹田駅」から徒歩約5分、昔ながらの商店街から少し入ったところにある「七海」。白い漆喰の壁や重厚な瓦、経年変化を感じる木の設えも実に魅力。周囲の落ち着いた雰囲気にもすんなり溶け込んでいます。

ほっと和む古民家リノベーションカフェ

丁寧に整えられた店内

「七海」がオープンしたのは2017年8月。もともと住宅として時代を紡いできた建物をなんとか活用できないかと、構造をそのまま生かしてリノベーションされました。

昔ながらの"水屋"がいい味

コンクリートと白壁というシンプルな設えの中に、温かみのある木が随所に配置され、ほっこり和める空間へと仕上げられています。

左奥の壁は斑竹(はんちく)という技法を採用
壁の中に植物をディスプレイ

建物の表情を大切に、こだわりのアレンジや調度品をたっぷり詰め込んだ同店。大阪市が主催するリノベーション物件のコンクールでも表彰されたほどクオリティの高い内装ですが、とはいえ気取りすぎず、ふらりと立ち寄って気ままにくつろげる雰囲気。ひとたび座ってしまえば離れがたく、つい長居してしまいます。

自家製ジェラートたっぷりのパフェ

「苺モンブランパフェ」(1,700円・季節によって変動)

そんな「七海」で今の時期人気なのが、自家製ジェラートを使った多彩なパフェメニュー。「苺モンブランパフェ」には、ピスタチオ、いちごミルク、プレミアムミルクの3種類のジェラートに加え、ミルクプリン、岩塩クランブル、モンブラン風のいちごクリーム、いちごのソースに、たっぷりのフレッシュいちごをトッピング。

いちごのお花が開花!

3種類のジェラートを使っているため、どこを食べても異なる味わいで楽しませてくれます。それぞれいちごとの相性もよく、ピスタチオと合わせると大人っぽく、いちごミルクと合わせるとクリーミー、プレミアムミルクと合わせるとリッチな味わいに変化するのも◎。

岩塩クランブルのほんのり塩気の利いたアクセントや、ミルクプリンの滑らかな食感にも魅了され、次はどんな味や食感が出てくるのだろう、とワクワクしながら夢中で食べ終えてしまいました。

少しだけ甘いものをつまみたいときには……

「グラスショートケーキ」(780円)、奥は「無農薬水出しコーヒー」(400円)

食後など甘いものを少しつまみたいな、というときには、「グラスショートケーキ」がおすすめ。
いちご・生クリーム・スポンジに、自家製いちごミルクジェラートも加えた、同店特製のショートケーキです。

しっとりとしたスポンジの食感やいちごの甘酸っぱさに、ミルキーなジェラートが重なり、口に含むごとにとろけるおいしさ。スタンダードな味わいだからこそ、パティシエの腕のよさが際立ちます。

無農薬で育てたコーヒー豆を水出しで仕立てたアイスコーヒーは、酸味が少なく、ほどよい苦味が後を引きます。パフェやグラスショートケーキとの相性もGOOD。

ベイクドケーキも充実

「抹茶タルトセット(コーヒーor紅茶)」1,000円

最近はベイクドケーキにも力を入れ、新作も続々と登場中。「抹茶タルト」(単品750円、テイクアウト550円)は、ホワイトチョコレートに宇治抹茶パウダーを絡めた濃厚な抹茶フィリングと、甘さ控えめの香ばしいタルト生地が絶妙にマッチ。サクッサクッという小気味よい食感にも頬がゆるみます。

「濃厚3種のチーズケーキ」(1P・400円)

ほかにも、チーズの風味を生かした「濃厚3種のチーズケーキ」や、「さつまいもとクリームチーズのケーキ」、「しっとりスイートポテト」など、ほっと和むおやつがずらり。テイクアウトして、おうち時間を楽しむのもよさそうですね。

寄り道したくなるお店

丁寧に設えられた空間で、すみずみまでこだわったスイーツがいただける「七海」。甘いものだけでなく、ランチタイムにはスパイスから仕立てるカレーも好評です。
また、暑い時期に登場するかき氷も大人気で、盛夏には行列になるほど。吹田市民からは“七海=かき氷屋さん”との認識も根強いのだとか。

  • とにかくパフェに目がない!
  • おいしいスイーツを探している
  • ほっこりとした空間が好き

そんな人におすすめしたいお店。冬も夏も、甘いもの好きの舌をトリコにしますよ。

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