コロナ変異株、兵庫初の死者 神戸で新たに60人感染

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神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は19日、新型コロナウイルスの変異株に感染した市内の患者1人が同日までに死亡したことを明らかにした。変異株感染者の死亡が確認されたのは兵庫県内で初めて。市内で新たに60人(3月5~11日)が変異株に感染したことも判明した。

 市は死亡した患者の年代や性別、亡くなった日時などを公表していない。市環境保健研究所の独自検査による1月からの変異株感染者は計134人となった。

 今回、感染が判明した60人のうち58人は英国型の変異株だった。新型コロナの新規感染者で検査を受けた105人のうち、変異株(英国型)の割合が55.2%を占め、前週(2月26日~3月4日は38.8%)から15ポイント以上増えた。残りの2人は、国立感染症研究所から報告があった新たな変異株に感染していた。

 市によると、感染経路が特定できていない変異株の感染者が広がりつつあり、変異株によるとみられるクラスター(感染者集団)も出始めているという。

 久元喜造市長は「変異株が市中に広がっているとは言えないが、確実に割合が増えている。感染の徹底を」と強調。「変異株それぞれの感染力の強さ、重症化のリスクなどを国がしっかり解明し、説明してほしい」と求めた。

 変異株感染者の死亡事例は、これまでに神奈川県や大阪府で確認されている。 (三島大一郎)