渡辺直美が五輪〝ブタ演出案〟を断罪「絶対に断っている」「意図が全くわからない」

渡辺直美

東京五輪開閉会式の演出をめぐり侮辱演出問題の渦中にあるタレント・渡辺直美(33)が19日、自身のインスタグラムのライブ配信で胸中を語った。

開閉会式のクリエーティブディレクターだった佐々木宏氏(66)が昨春、渡辺をブタに見立てた演出を提案。18日発売の「週刊文春」で詳報されると、同氏は辞任を表明した。

渡辺は真剣な表情で「私が一番最初に思ったのは、この記事を見たりとか、報道で傷つく人がいるなと思って心配だった。自分のコンプレックスで悩んだり、乗り越えた人も思い出してしまうような、すごくネガティブな内容だったし…」と吐露。続けて「もっと、私の実力があったら、こういう事件も起こらなかったのかなと思ったり。落ち込んでいる人に言いたいのは、自分の体形が好き、今の自分が好きってこと。この体形で表に出ているから『デブじゃん』とか言う人もいて。そんなの重々、理解した上でポジティブに仕事をしてきたんです」と絞り出すように語った。

中には「芸人だから受けろよ」という声もあったというが、渡辺は「でも、もしもその演出プランが採用されて私のところに来たら絶対に断っているし、その演出を私は批判すると思う。あまり誰のことも批判したくないけど、普通に面白くないし、意図が全くわからない。これはシンプルに思う。『私がブタである必要性って何ですか?』って言っているなと思う。芸人だったらやるかっていうと、今回の案については違うと思う」とキッパリ。

最後は「これがきっかけで変わっていってくれたらいいなと思う。私はこれからもポジティブに自分を表現していけたらいいし、皆も表現してほしい。自分に自信を持ってほしいなって思います」という言葉で締めた。

渡辺も今回の問題に心を痛めているようだ。

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