【RIZIN】宮本和志「対策など姑息な真似しない」 21日 快勝でスダリオ剛をプロレス勧誘へ

マッスルポーズを披露する宮本和志

格闘技イベント「RIZIN.27」(21日、愛知・日本ガイシホール)の出場全選手インタビューが19日にオンラインで行われ、大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)と対戦するプロレスラー・宮本和志(42)が意気込みを語った。

試合を2日後に控え「早く試合がしたくてうずうずしている。ヘビー級らしく、大きい選手のぶつかるド迫力の戦いを見せたい」とはやる気持ちを抑えきれない様子。

MMA(総合格闘技)デビュー戦となるが「(ジャイアント)馬場さんが昔おっしゃっていたように、シュートを超えたものがプロレス。プロレスラーがやればMMAだろうがキックだろうがプロレスの試合」と気負いはない。

プロレスラー相手に2連勝しているスダリオについては「彼はプロレス向きだと思う。相手の持ち味を引き出すのがレスラーなので、彼のプロレス欲を引き出して勝利し、スカウトしたい」と〝ヘッドハンティング〟宣言をしてのけた。

15日の公開練習では〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンから連絡があったことを明かしていたが「その後は何もない。カシンらしいと言えばらしいが投げっぱなし。直前に忘れたころに来るのでは」と苦笑い。

最近印象に残ったプロレスの試合については、2月に配信された「GLEAT実験マッチ」でのカズ・ハヤシ(47)と松井大二郎(48)のUWFスタイルの試合を挙げた。試合はカズが腕ひしぎ逆十字固めで敗れたが「ハヤシさんが無理してるんじゃないかと思って、強く印象に残っている」と刺激を受けた様子。

相手のスダリオは昨年大みそかの大会ではミノワマンをカーフキックで追い込んだが「攻撃を受け切った上で勝つのがプロレスラー。対策などの姑息な真似はしない。武器は用意してあるので、試合を楽しみにしていてほしい」とプロレスラーとしての生き様を見せつけての勝利を誓った。

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