テレビ東京系のバラエティー「そろそろ にちようチャップリン」（土曜午後11：55）では、3月20・27日の2週にわたり「22年間、楽しい笑いをありがとう！ザブングルのラストコント」と題し、3月をもって解散するお笑いコンビ・ザブングル（松尾陽介、加藤歩）の特別企画を放送する。
加藤はピン芸人の道へ、そして松尾は芸能界を引退することとなるザブングル。最近ではコンビでネタを披露していたのが同番組のみだったということで、レギュラーの内村光良、千鳥、スピードワゴン・井戸田潤、テレビ東京・角谷暁子アナウンサーに加え、ザブングル自身が指名した AMEMIYA、鬼ヶ島、スパローズといったほぼ同期の面々と共に、最後のコントを披露していく。また、司会・進行は事務所の先輩であるレッド吉田が務め、後輩の節目となる瞬間に華を添える。
収録を終えた加藤は「松尾が引退するということで、本当にありがたい限りなんですけど、僕も引退するかのような…僕は花束をもらっていいんでしょうか（笑）」と苦笑。一方、松尾は「こうやってほぼ同期の皆さんに集まっていただいて、番組にも、内村さん、スタッフの皆さんにも感謝しかないです。幸せ者です、私は。次の人生の励みになります。ありがとうございました」と感無量の様子を見せた。
ラストコントについて「22年のラストを内村さんやたくさんの人に見ていただけたっていうのは本当に…。ラストのラストなんでぜひ見ていただきたいですね、僕らの最後の雄姿を」と加藤が語ると、松尾も「野球選手ですら引退試合なんてなかなかない中、引退試合をやっていただいたっていうのは本当に冥利につきますよ」とうなずきつつ、「加藤さんも、もしかしたら今日で二度と『チャップリン』に出ない可能性もありますよね」と鋭くツッコむ。これには加藤も「そうですね。今日の出来具合でいうと、僕も今日で引退の可能性もなきにしもあらずなんで（笑）」と同調し、最後の最後までお笑いを忘れない姿を見せた。
収録中には早々から吉田が涙を浮かべ、トークの流れで鬼ヶ島が松尾にムチャぶりも!? そして内村からの贈る言葉とは果たして？ 番組としても1組をフィーチャーするのは今回が初めて。これで見納めとなるザブングルのラストコントは永久保存版となりそうだ。
