長崎大が出題ミス 一般選抜・後期日程

 長崎大は19日、12日に実施した2次試験(一般選抜・後期日程)の情報データ科学部の数学の問題に、二つの出題ミスがあったと発表した。
 同大によると、22人が受験。大問5の小問(3)に高校の学習指導要領に含まれない「複素数の極限」の記載があった。小問(3)の正解を導くためには小問(1)と小問(2)を正解する必要があり、(1)(2)の正解者は(3)を正解とした。大問6では「確率変数の確率」として高校で使わない表現があり、この部分の問題は採点しないとした。出題ミスは合否判定に影響はないという。
 学内の教員の指摘で判明した。同大は「受験者、関係者にご心配とご迷惑をかけたことをおわびする。入試問題のチェック体制を強化し、再発防止に努める」としている。

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