「古墳にコーフン!」古墳女子が増加中 都内にも古墳スポットが!

アンミカがMCをつとめるTOKYO MX(地上波9ch)のバラエティ生番組「日曜はカラフル!!!」(毎週日曜11:55~)。放送では、現在増加中の「古墳にハマる女性」と古墳の魅力を取り上げました。

◆女子の間で古墳がブーム、その魅力とは?

昨今、ヴィーガンやダイエット、腸活といったワードが女性に好まれていますが、実は今、意外なモノにハマる女性が増えているとか。それはなんと古墳!通称「古墳女子」がにわかに増えているそうです。

古墳とは、土を高く盛った古代人のお墓のこと。3世紀中頃から7世紀頃にかけて作られ、当時の権力者の象徴でもありました。内部には棺が安置された石の部屋(石室)があり、その周りには人や動物を象った埴輪が置かれていたそう。また、形もさまざまで、有名な前方後円墳やポピュラーな円墳、さらには帆立貝形古墳などがあり、それらの形の意味はいまだにはっきりわからないとか。

そんな古墳がなぜ世の女性を魅了しているのか。「古墳にコーフン協会」の会長をつとめる、まりこふんさんに聞いてみると「かわいいという言葉の一言。そして、1,500年前からずっとその場所でいろいろな時代を見てきた古墳に、時を超えて自分が出会えているというこの奇跡は震えますね」と熱弁。

その他、古墳女子であるカラフルモニターの方々からは「外から見たら丸っこく、かわいらしい見た目が多いと思うんですけど、中に入ると岩がゴツゴツしていたり、外と中のギャップがあって、そこに惹かれました」、「去年と一昨年、初日の出を古墳で見たら運気がスゴく上がるような感じで良い1年だったので、(古墳に)元気をもらいに行く」、「古墳と一体化したいという変なことを思っているときがあって(苦笑)。眠っている方がどういう気持ちでここに入ったのかを感じたい」といった声が。

最近では古墳人気に乗じて、「古墳にコーフン協会」と東急ハンズがコラボし制作した古墳グッズが売り上げを伸ばしているほか、はとバスも「古墳めぐりツアー」を販売。多くの女性が参加する人気企画になっているそうです。

◆まりこふん直伝! 古墳を楽しむ3つのポイント

では、どんな古墳に興奮するのか。まりこふんさんのイチオシは熊本県の「オブサン古墳」で、「すっごいかわいい古墳です。まるでスフィンクスのように見え、脇の隅っこでいいのでそこに埋葬されたい(笑)」と溢れ出る愛を語ります。

実は都内にも古墳は数多くあり、そのなかから今回はまりこふんさんおすすめの世田谷・玉川野毛町公園内にある「野毛大塚古墳」へ。これは帆立貝形古墳で、外の堀まで含めると全長は104mと最大規模を誇ります。

野毛大塚古墳をどのように楽しめばいいのか、まりこふんさんは3つのポイントを紹介。まずは「下から古墳の形を愛でる」。「古墳を作っていた古代人は空から見たわけじゃない。1,500年くらい前の古代人も同じ景色を見ていたんですよ」とまりこふんさんは熱弁。

下から古墳を存分に愛でた後には墳丘の上へ。そこで2つ目のポイント「古墳の上から景色を眺める」。「(故人を)埋葬した古墳ビルダーもこの景色を見ていたんだなと思うわけです。でも、当時は畑や田んぼ、竪穴式住居しか周りになかった」とまりこふんさん。なお、ここの古墳の上には他にも見どころが。なんと石室内の様子がイラスト化されており、どんなものが埋葬されていたのか記録されているとか。

また、地面には石室の位置に印が付いているのですが、ここで3つ目のポイントは「(自分が)埋葬されてみること」。つまり、石室のところで寝そべり、古代を感じ、「こういう風に埋葬されたんだなって埋葬された人の気持ちになってみる」そうで、そうして古墳と一体化した気分を楽しみます。

◆ワンダ墳、石ハラなる専門用語も誕生

スタジオでは、アンミカがまりこふんさんの熱意、古墳愛に感服。一方、「古墳は神秘的な感じがありますね」と語るはゲストのよしあきさん。野毛大塚古墳に行ったことがあるそうで「お墓だって聞いた瞬間、昔からずっとここにあるんだって考えると謎にテンションが上がって、登ってみました」と振り返ります。

また、レギュラーメンバーのクリス松村は「まさかこんな身近なところに古墳がいっぱいあるなんて恥ずかしながら今日知った」と言います。ただ、これまでマヤやエジプトのピラミッドなどによく行っているクリスは古墳女子の気持ちがわかるそうで、「私も同じことしました。どういう気持ちで建てたんだろうとかね」とまりこふんさんに共感。

アンミカは生まれ育った場所に近い大阪・堺は割と古墳が多い地域で、それだけに周囲には古墳好きが意外と多かったそう。さらには、小学校の頃には組体操で「前方後円墳」というポーズがあったり、近所には埴輪と古墳の形のピアスなどが売っていたり、かなり古墳が生活に密接していたことを話すと、「え~、そんなピアス見たことない!」と驚くクリス。

ちなみに、古墳女子の間では独自の言葉が生まれており、例えば「ワンダ墳」。これは素晴らしい古墳のことを意味する言葉で、初めて行った古墳に感銘を受けた際に「これ、とてもワンダ墳だね!」といった感じで使うそう。さらには、薄暗い石室に入るよう無理に勧めることを「石ハラ」。初めて聞く言葉に、アンミカは「それだけ人気だからこういう造語があるってことですよね」と感心していました。

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<番組概要>
番組名:日曜はカラフル!!!
放送日時:毎週日曜 11:55~12:50 「エムキャス」でも同時配信
出演者:アンミカ、クリス松村、よしあき
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/colorful/
番組Twitter:https://twitter.com/sunday_colorful

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