立ち技格闘技「Ｋ―１」の年間最大イベント「Ｋ’ＦＥＳＴＡ．４ Ｄａｙ．１」（２１日、東京ガーデンシアター）、メインのフェザー級タイトルマッチで椿原龍矢（２１）とのＶ１戦に臨む同級王者・江川優生（２３）が、チャレンジャーの立場を強調した。
２０日の前日計量では５７・４キロで一発クリア。調印式では「やることをまっとうするだけです。ぶっ倒して勝ちます」と気合をみなぎらせる一方で「今はチャンピオンじゃない」発言も…。
一体どういうことかと言えば、椿原に昨年９月の大阪大会で一度敗れているため。ベルトは懸かっていない一戦で、左足に負傷を抱えながら戦った事情はあったが、敗戦という事実が王者のプライドを著しく傷つけた。
この日も「整理がつかないというか、負けている以上チャンピオンじゃないと思っている。ベルトはあるが、あくまでも自分は挑戦者。そのつもりでチャレンジャーらしい試合をしたい」と語った。
王者のおごりを一切排除し、負けられない戦いに挑む覚悟。「ベルトを取り戻して、最高の舞台でメインの仕事を果たす」とリベンジとともに王者の権威も取り戻すつもりだ。
