巨人・原監督が本番モードに ボークで失点の戸根を即降板→二軍降格へ

投手交代を告げる巨人・原監督(右は宮本投手チーフコーチ)

巨人・原辰徳監督(62)が20日の楽天とのオープン戦(東京ドーム)で、いよいよシーズンさながらの本番モードに突入した。

業を煮やした指揮官がすぐさま腰を上げ、球審に投手交代を告げた。1―2の6回、イニングをまたいで3番手で登板していた戸根千明投手(28)が3安打と四球で1点を失い、なおも無死満塁の場面。1ストライクから左腕が試みた一塁へのけん制がボークとなり、労せず相手に追加点を献上した。

結果的に戸根は、3分の1を投げて3安打2四球4失点の内容。試合後、投手陣を束ねる宮本投手チーフコーチは「ああいったところでボークをやるということ自体、彼の中での野球のレベルが低い」と珍しくバッサリと斬り捨て「いったん、ファームに行かせます。もうひと皮むけないと、この世界ではやっていけない」と厳しく指摘した。明るいキャラクターでチーム内でも人気者だけに、再起を期待したいところだが、果たして――。

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