【新型コロナ】緊急事態宣言解除直前の週末、神奈川の観光地にぎわう「我慢の限界」 観光関係者はリバウンド懸念

© 株式会社神奈川新聞社

にぎわいを取り戻している小町通り=20日午後、鎌倉市小町

 新型コロナウイルス感染再拡大に伴う緊急事態宣言の21日全面解除が決まって迎えた春の週末。箱根や鎌倉など神奈川県内の観光地は20日、ぽかぽか陽気とともに多くの人でにぎわった。

 打撃を受けてきた観光業関係者は人出の回復に安堵(あんど)の表情をのぞかせる一方、まだ解除前とあって今後のリバウンドを懸念する声も聞かれた。

■箱根湯本駅前
 宣言が発令された1月から大半の店がシャッターを閉め、閑散としていた小田急線箱根湯本駅前の商店街。卒業旅行シーズンも重なって若者らの姿が目立ち、人気店では行列もできた。

 夫婦で日帰り温泉に訪れた藤沢市の男性(64)は「宣言が解除されたらまた混むだろうから今のうちと思って来たけど」と予想外の混雑に苦笑い。最近は外出を控えていたが「こういう状況はずっと続くから無理しても仕方ない。適度に息抜きしないと」と話した。

 2カ月以上閉めていた土産店は観光客の回復を見て1週間前から再び店を開けることに。同店の女性(68)は「若者相手のお店はにぎわっている。家族連れやお年寄りの観光客にも早く戻ってきてほしいけど、感染が拡大するのは不安」と複雑な表情を見せた。