【新日本】オスプレイがNJC初制覇に王手 「ウィル・オスプレイはレベルが違うんだ!」

スパニッシュ・フライでフィンレーを投げるオスプレイ(左)

新日本プロレス20日仙台大会「NEW JAPAN CUP」準決勝戦で、ウィル・オスプレイ(27)がデビッド・フィンレー(27)を下して初優勝に王手をかけた。

初出場ながら優勝候補のジェイ・ホワイト(28)まで撃破しベスト4に進出した今大会のダークホース・フィンレーの勢いに手を焼いた。ローリングエルボーの連発からオスカッターを狙ったオスプレイだったが、カウンターのPrima Nоcta(スタナー)を浴びてしまう。必殺のストームブレイカー(変型ネックブリーカー)もウラカン・ラナで切り返されあわやの場面の連続だ。

それでもフィンレー必殺のACID DROP(変型スタナー)を食い止めると、驚異的なパワーで強引に持ち上げパワーボムを発射。そのまま一気にストームブレイカーにつなげて鮮やかな3カウントを奪取した。

NJC優勝者には4月4日両国大会でIWGP世界ヘビー級王者・飯伏幸太(38)への挑戦権が与えられる。頂点が見えてきたオスプレイは「フィンレー、今日のお前はすごかったよ。素直にお前の力を認めよう。お前の実力は十分に評価されていない」と対戦相手に敬意を払いつつ「だけどこれは忘れるな! ウィル・オスプレイはレベルが違うんだ!」と勝ち誇っていた。

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