ひと振り稼業も任せろ! 阪神・糸井が代打で決勝適時打 矢野監督も感心「言うほど簡単じゃない」

阪神・糸井

チーム最年長男も開幕に合わせてきた。20日、オリックスとのオープン戦で阪神のベテラン・糸井嘉男外野手(39)が代打で決勝適時打を放ち〝健在〟ぶりを披露した。

1―1の同点で迎えた7回。一死一、三塁で8番・山本の代打で登場。オリックス2番手・阿部のカットボールを中前へと運ぶ、勝ち越しの決勝タイムリー。「本番さながらの気持ちで打ちました」と〝ひと振り稼業〟で結果を残した。

プロ18年目を迎え、レギュラー復帰に燃える男だが、今季は勝負所での代打稼業も期待されている。矢野監督も「代打で打つのって、言うほど簡単じゃない。相手も絶対に打たせたくないという場面で投球してくるわけだから」と、一発で起用に応えたベテランの経験値を頼もしげに振り返っていた。

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