大人気「ワークマン女子」が東京初出店! 人気の秘密は?

作業服や男性向けというイメージを一新して、いま人気を集めている「ワークマン」の女性向け店舗が、東京都内にオープンしました。なぜ、女性人気が高まっているのでしょうか。

東京スカイツリーの真下に3月19日オープンしたのは「ワークマン女子 東京ソラマチ店」です。都内第1号となるこの店は、東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅からわずか10歩というアクセス抜群の場所にできました。オープン初日は混雑解消のために配布した整理券にもたくさんの人が列を作るほどの人気ぶりとなりました。来店した女性客からは「今までワークマンが全然近所になくて、地元でも車で数十分走らないとなかった。近くにできてうれしい」「最近はスキーウエアなどでも使えて性能がいいと言って、ワークマンでそろえているという若い人の話を聞いていたので、興味があった」「女子向けのものが多くて、いろいろ見て楽しめた」といった声も聞かれました。

ワークマンはなぜこれほど女性の心をつかむのでしょうか。ワークマン躍進のキーマン、土屋哲雄専務は「低価格」「デザイン」「機能性」の3つを挙げます。実際に店内を見てみると色合いやデザインも豊富で、女性にもカジュアルに着こなせそうな商品がそろっています。例えばシンプルで普段の外出にも使えそうなデザインの上着は、雨が降っても安心の撥水(はっすい)加工が施されていて、値段も2900円と手頃です。他にも「ポシェットから簡単にジャケットに早変わりする商品」など、デザイン性と機能性を兼ね備えた品が低価格で販売されています。

低価格が実現できる理由について土屋専務は「安くなる秘訣(ひけつ)はたくさん作るから」とした上で「われわれは5年間にわたってこれを売り切る。5年間を前提に作っているので、売れ残っても翌年、定価で売れる。そうすると値段が全然違ってくる」と安さの秘密を話してくれました。

元々あった技術力と大量生産によるコストカット、さらに新たなデザインによって躍進する「ワークマン」の人気はまだまだ続きそうです。

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