新型コロナウイルスワクチン接種の模擬訓練行われる

20日に東京・千代田区では感染拡大防止の決め手となる新型コロナウイルスワクチン接種のシミュレーションを行いました。

このシミュレーションは実際の接種と同じ想定で、地元の医師会や薬剤師会、そして接種役にふんした区の職員の約120人が参加し訓練が行われました。会場では、受付からワクチン接種、経過観察まで行い、また、身体の不自由な人や外国の方への対応も時間を測りながら、各項目ごとに確認が行われていました。

また、医師によるワクチンの接種後に重いアレルギー症状「アナフィラキシー」が発症した際の対処法などが行われ、区の職員や看護師は説明を熱心に聞き入っていました。

千代田区では、シミュレーションで「ワクチン接種の時間」や「問診のあり方」など、本番に向けての課題点が見えてきたといいます。樋口区長は「机上で考えている演習ではなく現場でシミュレーションの大切さを感じた」と話しました。

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