昨秋の九州王者で春夏通じて初の甲子園となる大崎は、福岡大大濠と対戦。チームは14日の大阪入り後、対外試合や調整練習を重ねて士気を高めてきた。初陣を前に、大崎の清水央彦監督に意気込みや展望を聞いた。
-今のチーム状態は。
悪くないと思う。冬場の対外試合禁止が解けた6日以降、県内を皮切りに13試合やった。ミスが出ているけど、春なのでそこは仕方がない。攻撃は振れるようになった。昨秋は負けてしまうような135キロ以上のボールも、はじき返せるはず。(13試合のうち)4番調は出ていない試合もある中で9本塁打を放った。
-九州大会決勝と同じカード。相手の印象は。
(前回は投げていない相手エースの)毛利君が来れば全然違うチーム。野球は投手が8割。打者もタレントぞろいでポテンシャルが高い。
-目指す試合展開は。
本当はガンガン打って点を取りたいけど、そうはいかない。守らないと駄目だろう。相手打線は(エースの)坂本のカットボールとかを狙ってくるはず。どう配球していくか。仕込めていない部分もあるが、しっかりとバッテリーと打ち合わせしたい。
-キーマンは。
守備面のバッテリーは当然だけど、毛利君に力があるから、攻撃で調、田栗あたりが力負けせずに打ち返してほしい。内野陣は二塁の村上。下級生を引っ張ってくれれば。
-警戒する選手は。
毛利君と前回本塁打を打たれた山下恭君ら。
-大きな期待を背負う初の甲子園。抱負を。
勝たないといけないなと。お世話になった方々への義理を果たしたい。(自身は2013年夏に佐世保実を率いて以来の甲子園で)正直、ここまで実感はなかったけど、開会式を見たら、やってやるぞと胸に迫ってきたというか、自分にもスイッチが入ってきた感じがある。