「社会に貢献できる大人に」 壱岐市成人式 199人出席

写真撮影のためマスクを外し、晴れ着姿で笑顔を浮かべる新成人たち=壱岐市、壱岐の島ホール

 長崎県壱岐市は20日、新型コロナウイルスの感染拡大によって開催を延期していた成人式を同市郷ノ浦町の壱岐の島ホールで開催した。
 新成人277人(男135、女142)のうち199人が出席した。1月10日に開催予定時は259人が申し込んでいた。
 入場は新成人のみ。直近2週間に海外渡航歴がないことを確認し体温を測定して感染対策を実施した。
 白川博一市長は「コロナ禍で社会が混乱にある中、皆さまのりんと前を見つめる姿は大変頼もしい」と式辞。新成人代表で4月から福岡県大川市の家具建具業で働く板川真大さん(20)は「いつしか壱岐に帰り、家業の木工所の後継者として壱岐に貢献したい」、管理栄養士を目指す中村学園大2年の高下智瑛さん(20)は「自分がどう生きたいかを考え、社会に貢献できる大人になりたい」と決意を述べた。

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