移動スーパー「とくし丸」2号車発進 「地域のコンシェルジュに」宜野湾など巡回

 移動スーパーの「とくし丸」2号車の出発式が17日、宜野湾市普天間のリウボウストア普天間りうぼうで開かれた。平日、宜野湾市を中心に北中城村、中城村を回る。とくし丸を県内で展開するリウボウストアの糸数剛一社長や、宜野湾市の松川正則市長らが参加した。

 全国で移動スーパーを展開するとくし丸(徳島県)は、全国143社のスーパーと提携し、47都道府県で運行する。交通手段がない、高齢者などの「買い物難民」を支援する取り組みで、在宅高齢者の見守りも兼ねる。県内の2号車で、全国では710台目。

 糸数社長は「免許返納や、歩くことが困難でスーパーに行けなくなった高齢者がいる。日本の社会・年齢構造に合わせた事業だ」と話した。

 とくし丸2号車の販売パートナーとなった塚本俊一さんは「お年寄りの健康状態も確認できる、地域のコンシェルジュになりたい」と意気込んだ。

 2号車は、同エリア内で、現在124世帯への訪問が決まっている。

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