LGBT啓発へ 交流団体が宮崎市に要望書

 性的少数者(LGBTなど)の交流団体「レインボービュー宮崎」(宮崎市)の会員2人は15日、同市役所を訪れ、性的少数者に関する要望書を戸敷正市長=写真右=に手渡した。
 山田健二代表(36)=同左=が、2019年に同市が県内自治体で初めてパートナーシップ宣誓制度を導入したことへの謝辞を述べた上で、要望書を提出。市職員にも該当者がいるという認識の下、介護休暇取得などが認められるよう福利厚生を見直すことや同団体の相談窓口設置への協力など、7項目を要望した。
 戸敷市長は「活動に協力していきたい」、山田代表は「これから当事者の居場所づくりに注力したい」と話した。同団体はえびの、日南市にも要望書を提出しており、今回が3自治体目。4月までに残り6市にも要望書を提出する予定。

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