【K―1】美人ファイター・菅原美優が判定勝ち「暴れ足りなかった」

菅原(右)はNOZOMIに鋭い蹴りを見舞った

立ち技格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.1」(21日、東京ガーデンシアター)でKrush女子アトム級王者で美人ファイターの菅原美優(21)がNOZOMI(16)を3―0の判定で下した。

この大会で唯一の〝ジョシカク〟となった一戦。前日会見で「今までにない女子の試合を見せたい」と意気込みを語った菅原は1ラウンド(R)から、スピードのある相手の踏み込みを左前蹴りでけん制。2Rにその左前蹴りを相手の顔面に入れ、右ストレートにつなげてダウンを奪った。その後も終始、危なげない試合運びで勝利をものにした。

試合後は「勝ててホッとした。でもすごく冷静になってしまい暴れ足りなかった」と不完全燃焼の様子。初のK―1の舞台、さらに大会場での試合に「デビュー戦並みに緊張した。昨日も吐いたりして心に余裕がなかった。感情が自分でも読めなくて、情緒不安のような感じ」と極度の緊張に陥ったことを明かしたが「憧れていた舞台だったんで楽しまなきゃと思ったのがいい方向に転がった」とメンタルコントロールがうまくいき白星につなげた。

今後は「強くなって堂々とスター選手になれるように」と目標を語り、さらなる飛躍を誓った。

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