【RIZIN】DEEP王者・武田光司がパンクラス王者・久米鷹介を破ってライト級頂上決戦制す

久米鷹介(左)を圧倒した武田光司

格闘技イベント「RIZIN.27」(21日、愛知・日本ガイシホール)で、DEEPライト級王者の武田光司(25)が、ライト級キング・オブ・パンクラシストの久米鷹介(35)との王者対決を制した。

11日には日焼けマシンから登場するという、斬新な公開練習を披露。「黒さは強さ」を標榜する武田はこの日もまず肌の黒さで、色白な久米を〝圧倒〟した。

ライト級の頂上決戦となった試合は、互いに左右のパンチを打ち合う激しい展開。1R終了間際には久米をコーナーに押し込みフロントスープレックスを放ってみせた。

2Rに入っても再三、久米のタックルに合わせスープレックス気味に投げていく。最終3Rではダウンを奪いパウンドを放ち、さらにジャーマンスープレックス、顔面へのストンピングで会場は大盛り上がりに。この攻めに笑顔を浮かべる久米とともに、互いに動きを止めることがないまま、終了のゴングが打ち鳴らされた。

ジャッジでは3―0で判定勝利を告げられると号泣。マイクを握っても「これまで持ち味が出せなかったが負けてもいいから力を出し切ろうという思いでやって、こういう結果が出てうれしい」と涙が止まらず。

落ち着きを取り戻すと「トップになりたいので次の試合の勝者とやらせてください。ライト級トーナメントもやるなら出たいので、榊原さんよろしくお願いします」とアピールした。

設立が検討されているRIZINライト級王座を見据え、突き進んでいく。

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