【春場所】高安が〝元大関対決〟で照ノ富士下す 1敗守り単独トップ「明日もいい内容で」

照ノ富士に寄り切りで勝った高安(右)

大相撲春場所8日目(21日、東京・両国国技館)、小結高安(31=田子ノ浦)が関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)を破って1敗を守り、単独トップに立った。

元大関同士の意地がぶつかり合った。高安は両下手を取って有利な体勢になると、そのまま照ノ富士を寄り切り「立ち合いもよかったし、右も深く差さっていたんで、あとはじっくり相撲を取ることができました」と納得の表情を見せた。

取組前の時点で幕内千代の国(30=九重)が2敗目を喫し、勝てば単独トップに立つ一番は「(頭に)ありましたけど、毎場所戦っている相手。結果を出したいという気持ちだけでした」。そんな照ノ富士との戦績は過去11勝7敗。特に昨年7月場所以降は3連勝の〝お得意様〟だった。

初の賜杯へ「明日もいい内容で取っていきたいですね」と高安。後半戦も星を重ねていく。

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