【RIZIN】女子王者・浜崎朱加がメインで浅倉カンナを下してV1「めちゃくちゃ強くなっていた」

浜崎(右)は浅倉にリベンジを許さなかった

格闘技イベント「RIZIN.27」(21日、愛知・日本ガイシホール)のメインで行われた女子スーパーアトム級タイトルマッチは、王者・浜崎朱加(38)が浅倉カンナ(23)を下して初防衛を果たした。

試合はゴングと同時に王者が仕掛けていく。右フックから左右の蹴りでコーナーに追い込むと、回転の速いパンチでプレッシャーをかける。浅倉がグラついたのを見逃さずテークダウンを奪うとパウンドで畳みかけるも、浅倉も持ち上げて投げを放ち反撃を見せる。

2Rに入ると落ち着いた展開。V1アームロックで勝利をつかみかけたが、体勢を入れ替えられ逆襲を受ける。最終3Rでは前に出てくる浅倉の胴タックルに合わせてアームロックを仕掛けたが、これも決め切れずにゴングが打ち鳴らされた。

リベンジに燃える浅倉が意地を見せたこの試合は、判定2―1のスプリットデシジョンで決着。試合前に浅倉に対し「成長していない」など、辛らつな言葉を投げかけていたが「めちゃくちゃ強くなっていた。この先何年も格闘技は盛り上がる。若手の皆さんでRIZINを引っ張っていってほしい。私もできる限り頑張りたいのでよろしくお願いします」と語った。

この勝利でベース価格が150万円超という、文字通りのビッグな勝利者賞、ハーレーダビッドソンのバイク「FORTY EIGHT XL1200X」をゲットして笑顔を見せた浜崎の牙城を崩す者は現れるか。

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