ソフトバンク・工藤監督が海野らの二軍行き明言「チームの事情…『申し訳ない』と」

打撃でもアピールしていた海野だったが…

ソフトバンクの工藤監督が21日、オープン戦の最終戦を終えて、育成の大関、奥村、海野の3選手に二軍行きを通達したことを明言した。

苦渋の決断でもあった。2年目の捕手・海野は、この日も6回からマスクをかぶり投手陣を好リード。また、打っても8回の打席で中前打を放った。好評価のディフェンス面だけでなく、打撃でも打席数が少ない中で5打数3安打1本塁打とアピールしていた。

ただ、グラシアル、デスパイネ、柳田が開幕直後から100パーセントとは言えず、代走や守備固めのニーズが高い状況。「捕手を3人入れる余裕がない」(工藤監督)。まずは正捕手・甲斐と経験豊富なベテラン捕手・高谷の体制で開幕を迎える選択肢を取った。

指揮官は「このキャンプ、オープン戦を通じて成長しているので、普通だと残れる人間だと思うが、僕の方から『申し訳ない』、と。チームの事情で今回はこうなったけど、いつでも何かあった時に上がってきて、すぐマスクをかぶれるようにファームで出ておいてくれと話しました」と説明した。

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