ミニバスケ対抗戦で交流 全国大会へ壮行試合も 長崎市内の小6

長崎ジュニアの壮行試合で熱戦を繰り広げる選手たち=日吉自然の家体育館

 長崎市内の小学6年生を対象にしたミニバスケットボールの混合対抗戦が13、14日、同市の日吉自然の家体育館などで行われ、中学進学を前にした子どもたちが交流しながら、実戦経験を積んだ。
 同自然の家は4年前から長崎ダイヤモンドスタッフが指定管理者となり、バスケットボール女子日本リーグ2部で活躍していた三菱重工長崎の田代博昭元監督が所長に就任。その後、田代所長が市バスケットボール協会U12部会(小澤明会長)に施設の活用を呼び掛け、一昨年から混合対抗戦が始まった。
 今回は新型コロナウイルスの感染対策をしながら、13日に女子、14日に男子を実施。開会式で田代所長が「ライバルと高め合いながら、6年間の最後の楽しい思い出にして、中学でもバスケットを続けてほしい」とあいさつした後、選手たちが混合対抗戦に臨んだ。
 全国大会(28~31日・東京)に挑む女子の長崎ジュニア、男子の小ケ倉の壮行試合も開催した。両チーム以外の参加者で組んだ“選抜チーム”と各2試合で勝負。コロナ禍の影響で対外交流が制限され、公式戦も中止になっていたため、貴重な機会になった。長崎ジュニアの苑田侑依和主将は「全国大会の前に試合ができてうれしい。課題に挙がったリバウンドを修正して、勝って帰りたい」と声を弾ませた。
 壮行試合後は学校の区別なくチームを組み直した。進学を見据えて、リングの高さやボールは中学規定に合わせた。試合が進むにつれ、チームのまとまりやコンビネーションも良くなり、周囲で見守る指導者や父母らから拍手も送られた。


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